NSPIXP とはなにか?


NSPIXPは1996年10月現在WIDE Projectの研究プロジェクトとして運用 されています。

WIDEに関する資料などは、

WIDE Project Home Page

を参照してください。

現在 NSPIXP は 1 と 2 が稼働中、3 が 97/03 を目標に準備中という状態です。 また、NSPIXP-1のcurrent status は Phase 2 になっています。
より詳しい資料が必要な場合、NSPIXP 設立趣意書は以下から得られます。

WIDE/NSPIXP Home Page


NSPIXP とは Network Service Provider Internet eXchange Point の略です。なお、名称は将来変更される可能性があります。

NSPIXPは各々以下の地点に設置済/設置予定です。

IX 名称 設置場所 現状
NSPIXP-1 東京 運用中
NSPIXP-2 東京 運用中
NSPIXP-3 大阪 準備中
NSPIXP-1 はインターネットサービスプロバイダ間の相互接続実験のために WIDE が開始したプロジェクトです。

NSPIXP-2 は NSPIXP-1 での経験を生かし、さらに高速な Network 接続実験場と して誕生しました。
背景には、

  1. NSPIXP-1 が相対的に低速になってしまった事
  2. 設置場所の事情により、回線的な条件が厳しいこと
  3. Hi-Speed IX (Internet Exchanger) の実験を行うための
という事情があります。
NSPIXP-2 は 1996 年 10 月 1 日に実際の運用が開始されました。
現時点では、参加組織間の良好な Connectivity を維持するため、暫定的に NSPIXP-1 に接続している Provider のみが接続を果たせるという条件がついてい ます。

NSPIXP-3 設立の背景には

  1. IX が東京に集中し、東京で災害等が発生した場合 IX が働かず国内の Network が混乱しかねないという、集中化に対する脆弱性の問題に対する一つの解答
  2. 京阪地区への High Speed IXの必要性
  3. 分散 IX の実験を行い、その評価を行う
と言う点があります。現在、1997年初頭の運用開始を目標に準備が進められています。