IRI NLA1報告書


IRI では、WIDE 6Bone から ORG (/48)と NLA1 (/32) のアドレス割り当てを受けている。
準備段階は全て ORG で実験を行ない、NLA1 に移行している最中である。

ネットワークトポロジー

利用機材は全て FreeBSD-Kame を Install した PC/AT 互換機である。
実験に利用している segment には NetBSD-Kame を実装した DEC alpha, SUN SparcStation も存在する。

NLA1 の Address Block は現在構築中であり、各 site に renumber を依頼し ているところである。

対外接続

UpStream として、WIDE project が運営する 6Bone-jp と接続している。
また、INTEC、NTT、DML、KEK と相互接続を行なっている。この接続では、各サ イト毎のSite Specific 経路のみ交換している。

経路制御

IRI では、内部、外部を問わず現在 RIPng を用いて経路制御を行なっている。 利用している実装は、

プログラム名 実装者
bgpd Kame Project
ripngd zebra project

である。
今後、UpStream である WIDE 6Bone および、INTEC/NTT/DML と bpg4+ による接 続を行なう予定である。

Registory 及びNLA1内のアドレス割り当て

IRI では、下流として接続しているサイトの DataBase とするために、 Registory system を作成している。

現状では、DataBase の Engine Block はほぼ出来上がり、Data 登録、参照に 関する部分の実装を行なっている。

site name link prefix
Internet Research Institute Ether 3ffe:504:0::/48
Inteligent Telecom Tunnel 3ffe:504:1001::/48
OrangeSoft Tunnel 3ffe:504:1002::/48

トラブル

下流サイトとの 実装の不整合によってのトラブル

zebra の ripngd はまだ開発中のため、動作しない部分がかなり存在した。この ため、内部で実験しているいくつかの segment に対して経路情報が流れない問 題があった。
現状では、完全に実験を行なっているセグメントだけ ripngd を利用する事でこ の問題に対処している。今後は ripngd の更新に合わせて経路制御を ripngd で 行なう事にして行く予定である。

複数経路を持つ事によるトラブル

今後の実験内容

multihome

dual address

registorory

site include.