MacOS-Xとtftp


Network管理者にとって、tftpはSerial Consoleと並んで非常に重要なツールです。
大変に便利なことに、MacOS-Xは元々がBSD系のUNIXを使っているだけあって、その システムの中に、tftp serverもtftp clientも持っています。
ここでは、そのtftpに関してメモを記載しておきます。

目次

tftp client

tftp clientを使うのは非常に簡単で、

[アプリケーション]→[ユーティリティ]→[ターミナル]

を起動
その後、terminalから、普通のUNIXにおけるtftpを利用するように

# /usr/bin/tftp

とするだけです。

tftp server

MacOS-X(10,2.X以前)でtftp serverを立ち上げるには、普通のUNIXと同じように
  1. /etc/inetd.confを修正
  2. inetdを起動
で出来るはずです。恐らく、inetdは/usr/sbinか/sbinにあると思われます。
MacOS-X(10.3以降)でtftp serverを立ち上げるには少し工夫が要ります。
MaxOS-X 10.3以降では、inetdはなく、/usr/sbin/xinetdがあります。これを 普通のUNIXと同じように立ち上げる手もあると思いますが、ここでは、もう 少し別の手を利用します。
ターミナルを立ち上げて、

# sudo mkdir -p /private/tftpboot

# sudo /sbin/service tftp start

これでOKです。なお、終了するには

# sudo /sbin/service tftp stop

で良いと思います。この場合、/private/tftpbootの処理をしっかりしておきましょう。

Last modified: Fri May 29 01:05:48 JST 2009