なぜgpgを使うのか?

昔々、私はCode Hacker(!= cracker/breaker)でした。
私は、誰もが利用できる"Free"(自由+α)なCodeが好きでしたし、今でも好き です。
そんな私にとって、UNIX文化は憧れでした。
そんな私にとって、GNUは宗教に近い信仰がありました。正しくは、 "CopyLeft"に信仰があったのかもしれません
そして今、私はGNU CopyLeftよりもFreeである(と信じている)"BSD License"を支持しています。

私は、何故gpgを使うのでしょうか?
私にとって、pgp2.6.3iは非常に便利なtoolでした。
Gray Zoneではあっても、自身のE-Mailにおけるプライバシーの保護や、通信 内容の保護が確保できたからです。
だから、当然のようにpgp5.0/pgp5.5/pgp6.0(以下、誤解を承知の上でPGPiと 記載します)にも期待をしていました。
しかしながら、PGPiはライセンスが厳しくなり、商用利用と見なされかねない 形態での利用が難しくなりました。
一体誰が通信相手によっていちいち似たようなツールを使 い分けるんでしょう?私はそんな面倒な事は嫌です。
(おなじシチュエーションがssh2.0以降でも発生しています)
だから、私は、「輸出可能な暗号しか搭載せず」かつ「PGP2.6.3iと互換性が 無いのを承知」の上でgpgに踏み切ったのです。

gpgは、IETF(Internet Engineering Task Force)のOpen PGP WGで検討されて いるOpen PGP規格を実装する事を表明した、pgpの兄弟です。
従って、現在幾つかの問題はありますが、将来的にはPGPiで保護されたMailも 問題なく読めるようになるでしょうし、逆も問題なくなるでしょう。
(少なくとも、私は、そういう期待を抱いています)
だから、あなたも自分の保持する文書の保護、電子メール等の機密保持、プラ イバシーの保護にgpgを利用しませんか?