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パッケージ

Last Update: 2014/02/14

MacOS-Xで、Mountain LionはアプリケーションをMacAppStoreからInstallするのが基本だが、欲しいアプリケーションがなくて自分で構築するためにはいわゆる開発環境を構築する必要がある。

gpg等のアプリケーションは世間で配布されているものが多数あるが、それでもどうしても自分の環境で色々構築したい向きには

などが公開されている。

なお、package Managementで扱わないアプリケーションはこちら

事前準備

OS-Xにおいて開発環境は XCode なので、XCodeをInstallする必要がある。

XCodeはAppStoreアプリケーションから検索してInstallする。

  1. Mountain Lionで使えるXCodeは、いつの間にかGUIだけになっていたので、以下の手順でCommandline toolsもInstallする。
    1. XCodeを起動する
    2. Preference(command-,)を起動する
    3. Downloads IconをClickする
    4. Command Line Tools の行の右端にある「Install」をClickする
  2. Disk Imageを作成する
    • Mountain Lionでは、わざわざこの手の作業をする必要はないという話を聞いたが、未確認なのでとりあえずファイルシステムを分ける設定で。
    1. アプリケーション → ユーティリティ → ディスクユーティリティを起動
      1. 新規イメージをClick
      2. 名前(今回はpkg)とボリューム名(今回はpkg)を指定)
      3. ボリュームサイズを決定する。(今回は2Gにした)
        • 各パッケージをCompileしたり、元になる配布ファイルを保存したりするので、ある程度容量を確保する。
      4. ボリュームフォーマットを指定。(今回はMac OS 拡張(大文字小文字を区別)を選択)
        • ここは、大文字小文字を区別するフォーマットを指定すること。ジャーナリングはご自由に。
      5. 暗号化はお好きにどうぞ。ただ、自動マウントまで考えるなら、暗号化はしなくて良いと思います。(試したことがない)
      6. パーティションは比較的自由に考えれば良い。今回は「ハードディスク」を選択
      7. イメージフォーマットは「読み出し/書き込みディスクイメージ」を選択
      8. 作成をクリック
        • pkg.dmgというファイルが作成され、勝手にマウントされる
  3. システム起動時にマウントするように設定
  4. BinaryをInstallするDirectoryを準備
    • sudo mkdir /Volumes/pkg/pkg
    • sudo ln -s /Volumes/pkg/pkg /usr/pkg
  5. Path関係を設定する

pkgsrcの準備

  1. pkgsrcを持ってくる
    1. Terminal.appを起動。アプリケーション → ユーティリティ → ターミナル
    2. cd /Volumes/pkg
    3. cvs -d :pserver:anoncvs@anoncvs.jp.netbsd.org/cvs/cvsroot login
      • 公開されているcvsサーバーからpkgsrcツリーを取り出す場合。自前でtreeを持っている場合は、それに合わせること。
      • 公開cvsサーバーの場合、passwordはanoncvs。
    4. cvs -d :pserver:anoncvs@anoncvs.jp.netbsd.org/cvs/cvsroot co pkgsrc
      • これで、必要なファイルが全てcheckoutされる。
      • CVSでのcheckoutが終了したら、pkgsrcというディレクトリができあがっているはず
  2. bootstrapを実行
    • bootstrapはpkgsrcの下にある。
    • まず、README, README.MacOSX, README.Darwinを読む。
    • sudo sh ./bootstrap --prefix /Volumes/pkg/pkg --pkgdbdir /Volumes/pkg/pkgdb
    • これで最小限の設定は終わるはず。
  3. さぁ、必要なtoolをpkgsrcからInstallしよう