os:xenserver:tips
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os:xenserver:tips [2018/09/27 16:10] – seirios | os:xenserver:tips [2019/09/24 14:06] – [XenServer Tips] seirios | ||
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====== XenServer Tips ====== | ====== XenServer Tips ====== | ||
- | ===== XCP-ng上でのGuest VMのauto power on ===== | + | ===== XCP-ngで2TiB以上の大きさのDiskをVMに割り付ける |
- | - xe pool-list で、pool の uuid をゲット '' | + | |
- | - POOL上の auto startを有効化 '' | + | |
- | - 有効化したい VM でこれを実行 '' | + | |
- | ===== XenServer | + | XCP-ng(おそらくはXenServerも)は、XCP-ng Consoleからは2TiB以上のVirtual DiskをVMに割り当てることができない。この場合の2TiBは「割り当てられた全てのVirtual Diskの容量の合計」であって、個々のVirtual Diskの容量ではないことに注意が必要である。 |
- | XenServer 6.2からは、XenCenterでのPatch適用は出来なくなった。 | + | |
- | XenCenterからHotFixを適用するには、Citrixからライセンスを買う必要がある。 | + | |
- | しかし、さすがに個人でそんなことをするのは馬鹿げているので、手動でpatchを適用する。 | + | |
- | Patch適用の方法は、HotFixのページに記載されているが、ここに一応手順を記載しておく | + | しかし、様々な事情により、4TiBのVirtual Diskを持つTimeMachine Backup用のVMを作成したい状況になってしまったので、対応策を以下に記載する。 |
- | - とにかく HotFix をDownloadする | + | ==== 準備 ==== |
- | - とにかく XenServer PoolのPool MasterにHotFixを転送する | + | 今回は、Boot用に10GiB、データ用に4TiBのVirtual Diskを持つVMを作成するものとする。 |
- | * なお、HotFixを転送する前には、Archiveを展開し、XS62Exxx.xsupdateファイルを転送しておくこと | + | |
- | - pool masterにloginし、以下のコマンドを突っ込む | + | |
- | - '' | + | |
- | * ここで、出力されるUUIDをメモする。 | + | |
- | - このタイミングで、もしXenServer側で認識されるNICをe1000に変えているならば、以下を実施 | + | |
- | * (XenServer 6.2まで) chattr -i / | + | |
- | * (XenServer 6.5から) chattr -i / | + | |
- | - xe -s localhost -u root -pw < | + | |
- | * これで patchが適用されるはず | + | |
- | - xe patch-list -s localhost -u root -pw < | + | |
- | * システムにpatchが適用されているか確認。なお、name-labelを省略すると、適用されている全HotFixが表示される | + | |
- | - 必要に応じて、xe-toolstack-restartかサーバーの再起動を行う。特に、kernelの置き換えの場合には再起動必須。 | + | |
- | * 再起動すべきかどうかは、after-apply-guidanceを見れば判断できる。 | + | |
- | * restartXAPI → xe-toolstack-restart | + | |
- | * restartHost → 再起動 | + | |
- | なお、各VMを移設してから実施すること。必要に応じて、Storage Migration/ | + | - XCP-ng Console等から新規VMを作成する。 |
+ | - 普通通りにVMを作成すれば良いが、自動起動をOffにすることと、起動用の10GiBのDiskのみをVMにattachしておく。 | ||
+ | - 作成が終了すれば、VMは起動されないので、準備完了 | ||
- | ===== FV時にVMに割り当てるNICをe1000にする | + | ==== 4TiBのDiskをAttachする ==== |
- | http:// | + | この作業はXCP-ng Consoleからはできないので、XCP-ngにloginし、CLIを駆使して作業する。 |
- | XenServer 6.2までの場合 | + | - '' |
- | < | + | * ここで、SRのUUIDを取得する。取得したUUIDを以下 [SRuuid] と表記する |
- | mv / | + | - '' |
- | vi / | + | * ここで、VG名があることを確認する。取得したVG名を以下 [VGname] と表記する |
+ | | ||
+ | * '' | ||
+ | - '' | ||
+ | * XCP-ng側で新たに作成したLVを認識させる | ||
- | ===== Start of qemu-dm.sh ===== | + | これで、XCP-ng ConsoleのSRから新たに作成したVirtual Diskが見えるようになっているはずなので、XCP-ng consoleから確認し、準備で作成したVMにattachする |
- | # | + | |
- | oldstring=$@ | + | |
- | newstring=${oldstring// | + | |
- | exec / | + | |
- | ===== End of qemu-dm.sh ===== | + | |
- | cp / | ||
- | chmod 755 / | + | ===== XCP-ngでlocaldiskの処理をする ===== |
- | chattr +i / | + | XCP-ng環境において(おそらくXenServerでもそのまま適用できるはず)、あるXenServer hostにlocal storageを追加する必要に迫られることがある。 |
- | </ | + | この時に、以下の状況が発生して酷い目にあうことがあるので、復旧方法のメモを。 |
- | XenServer | + | - XenServerでPoolを組んでいる |
- | < | + | * ここでは、Pool masterをXS-M/ |
- | mv / | + | - Pool masterではないPool構成ServerにLocal Diskを追加して、それを認識させる |
- | vi / | + | * XS-Sに2TのDiskを接続し、Local SRとしてVMを設定する。接続されたDiskが仮に、sdbとして認識されたとする |
+ | * Diskとしてどう認識されたのか、はdmesgなどを利用して確認すること。いくつかの手段は後述する | ||
+ | - 新たに接続したDiskをLocal SR(name-label=Local-Add-1)として認識させる | ||
+ | - VMなどを設置して稼働させる | ||
+ | - なんらかの理由でXS-Sから追加したLocal-Add-1が消えた | ||
+ | * 今回は、XCP-ngのUpdate時にうまく更新ができず、一度Poolから外してPoolに再度接続したら事象が発生した | ||
- | ===== Start of qemu-dm.sh ===== | + | このような局面で、通常通りにLocal SRを構築してしまうと、Local-Add-1に記録されたVMのDisk Imageがなくなってしまい、痛い思いをすることになる。 |
- | # | + | |
- | oldstring=$@ | + | |
- | newstring=${oldstring// | + | |
- | exec / | + | |
- | ===== End of qemu-dm.sh ===== | + | |
- | cp / | + | というわけで、ここでは、 |
+ | | ||
+ | | ||
+ | を記述する | ||
- | chmod 755 /usr/lib64/xen/bin/qemu-dm | + | === Local SRの作り方 === |
- | chattr +i /usr/lib64/xen/bin/qemu-dm | + | * HDDをXS-Sに接続する |
+ | * 近年では、Hot Plugができる筐体とMotherBoardが普及しているので、rebootしないで済む可能性がある | ||
+ | * '' | ||
+ | * どのDiskが新しいDiskかを判断するのは実は結構難しい。 | ||
+ | * 個人的には、'' | ||
+ | * '' | ||
+ | * 今回は、'' | ||
+ | * '' | ||
+ | * 今回は、host-uuidが'' | ||
+ | * '' | ||
+ | * この時、追加したsdbはlvmで初期化されてしまうことに注意 | ||
+ | * 通常は問題にならないが、Partitionが分離されている場合、注意すること | ||
+ | |||
+ | これで、XCP-ng Center(XenCenter)の左側のペイン(Resource Pain)のXS-Sに、Local-Add-1が追加される | ||
+ | |||
+ | === (おまけ) 追加したLocal Storageを完全に切り離す方法 === | ||
+ | * '' | ||
+ | * SRのUUIDを'' | ||
+ | * '' | ||
+ | * PBDのUUIDを'' | ||
+ | * '' | ||
+ | * '' | ||
+ | * '' | ||
+ | |||
+ | これで、コマンドラインからlocal SRとLocal Diskを切り離せる。 | ||
+ | |||
+ | === 切り離されたLocal SRをReattachする方法 === | ||
+ | |||
+ | ここで、切り離さ亜れたDiskをLocal SRとして再度認識させる方法を以下に記載する | ||
+ | |||
+ | - pvdisplayを実行する | ||
+ | * 対象となる''/ | ||
+ | * ここでは、VG Nameが'' | ||
+ | * つまり、VG Name内に、SR-UUIDが記録されているということである。 | ||
+ | - '' | ||
+ | * この段階で Resource PainにDisk Iconに'' | ||
+ | - '' | ||
+ | * これで、SRと物理Diskの接続が明確になる | ||
+ | * PBDのUUIDが表示される。ここでは、'' | ||
+ | - '' | ||
+ | * これで、Resource PainのXS-Sの所に、'' | ||
+ | * currently-attachedが**false**であることに注意。 | ||
+ | - '' | ||
+ | * これで、Resource PainのXS-Sの所あった'' | ||
+ | * Resource Painから'' | ||
+ | * あとは、じっくり、正しいVMにDiskを接続していけばよい | ||
+ | - (おまけ) '' | ||
+ | * Storage Tabで表示される情報が出る。 | ||
+ | |||
+ | ===== XCP-ng 7.5から7.5.1へのUpdate ===== | ||
+ | - 以下のコマンドを実行 | ||
+ | * < | ||
+ | yum update | ||
</ | </ | ||
+ | - Pool Masterを再起動 | ||
+ | - Poolを構成するMaster以外のServerを再起動 | ||
- | なお、qemu-dm.shは、環境変数に格納されている文字列の文字列置換を行っているので、bash以外で正しく動作する保証が無い | + | ===== XCP-ng 7.4から7.5へのUpgrade ===== |
- | この方法でFV時のNICをe1000として認識させる場合、XenServerのupdate(HotFix)を適用するときに問題が出る場合がある。 | + | * [[https:// |
- | これは、chattrを利用してqemu-dmを保護しているからである。従って、HotFix適用の際には、適用前に以下を実施する | + | * 記事執筆時点で、7.6がRelease Candidateになっており、7.5系は7.5.1になっていることに注意。 |
- | < | + | * 手順はおそらく変わらないだろうから、記載しておく。 |
- | *** XenServer 6.2まで *** | + | |
- | chattr -i / | + | |
- | *** XenServer 6.5から *** | + | - まず、対象poolのpool masterにsshなどでloginする |
- | chattr | + | - xsconsoleコマンドを実行する |
+ | - '' | ||
+ | - '' | ||
+ | - Root passwordを入力する | ||
+ | - Backupファイルを設置するSRを選択する。今回は '' | ||
+ | - 数分待つ | ||
+ | - QUITする | ||
+ | - 別の手段としてCommandlineから | ||
+ | - 以下のコマンドを実行 | ||
+ | | ||
+ | wget https:// | ||
+ | yum clean metadata | ||
+ | yum install xcp-ng-deps | ||
+ | yum update | ||
</ | </ | ||
+ | - Pool masterを再起動 | ||
+ | - 以下、Poolに所属している他のServerも同様に更新する | ||
+ | ===== XCP-ng上でのGuest VMのauto power on ===== | ||
+ | - xe pool-list で、pool の uuid をゲット '' | ||
+ | - POOL上の auto startを有効化 '' | ||
+ | - 有効化したい VM でこれを実行 '' | ||
- | この保護を入れる理由は、単純にUpdateされてしまい、qemu-dmが置き換えられてしまうと、NICがrtl8139に認識されるようになってしまうからである。つまり、あえてUpdateを失敗させて、やり直しできるようにするのが目的である。 | ||
===== MetaData Backup ===== | ===== MetaData Backup ===== |
os/xenserver/tips.txt · 最終更新: 2023/10/25 03:10 by 127.0.0.1