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os:xenserver:tips

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os:xenserver:tips [2019/01/04 02:09] – [FV時にVMに割り当てるNICをe1000にする] seiriosos:xenserver:tips [2023/10/08 00:01] – [XenServer Tips] seirios
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 ====== XenServer Tips ====== ====== XenServer Tips ======
 +
 +===== NICを交換する =====
 +本項はXCPng 8.2でのNIC交換に関するメモである
 +
 +NICが壊れてしまった場合、NICを交換することになる。
 +以下の構成である場合を例にする。
 +
 +  ; eth0 : Onboard NIC (Intel GbE 1port)
 +  ; eth1 : Chelsio T540-CR port 1 (Chelsio 10GbE) 利用中
 +  ; eth2 : Chelsio T540-CR port 2 (Chelsio 10GbE)
 +  ; eth3 : Chelsio T540-CR port 3 (Chelsio 10GbE) 利用中
 +  ; eth4 : Chelsio T540-CR port 4 (Chelsio 10GbE)
 +
 +ここで、Chelsio T540-CRが壊れたので、T520-CRに交換することを考える。
 +
 +  - XCP-ngをshutdownする
 +  - NICを交換する
 +  - 起動する
 +    * ここで、XOAでNetworkを確認すると、eth1-eth4が見えて、新しいNICは見えない。
 +  - PIFをforgetする
 +    * 以下のscriptを実行する。
 +    * <code>
 +# for i in 1 2 3 4; do
 +> xe pif-list device=eth$i | egrep '^uuid' | sed 's/.*: //' | xargs -i xe pif-forget uuid={}
 +> done
 +</code>
 +  - PIFは忘れられた。ここで、何も考えずXOAからrescanをかけると、新しいNICがeth5,eth6として認識されてしまう。なので、以下を実行
 +    * '/etc/sysconfig/network-scripts/interface-rename-data' に移動する
 +    * 'dynamic-rules.jsonを'Editorで開く
 +    * oldに登録されている情報を全て削除
 +      * これで、起動時に余計なNICデータは削除される
 +  - rebootを実行
 +  - ここで、XOAのNetworkからrescanを実行
 +    * eth1,eth2として新しいNICが見えるようになる
 +  - XOAでpoolからNetworkを設定する
 +===== XCP-ngで2TiB以上の大きさのDiskをVMに割り付ける =====
 +
 +XCP-ng(おそらくはXenServerも)は、XCP-ng Consoleからは2TiB以上のVirtual DiskをVMに割り当てることができない。この場合の2TiBは「割り当てられた全てのVirtual Diskの容量の合計」であって、個々のVirtual Diskの容量ではないことに注意が必要である。
 +
 +しかし、様々な事情により、4TiBのVirtual Diskを持つTimeMachine Backup用のVMを作成したい状況になってしまったので、対応策を以下に記載する。
 +
 +==== 準備 ====
 +今回は、Boot用に10GiB、データ用に4TiBのVirtual Diskを持つVMを作成するものとする。
 +
 +  - XCP-ng Console等から新規VMを作成する。
 +  - 普通通りにVMを作成すれば良いが、自動起動をOffにすることと、起動用の10GiBのDiskのみをVMにattachしておく。
 +  - 作成が終了すれば、VMは起動されないので、準備完了
 +
 +==== 4TiBのDiskをAttachする ====
 +この作業はXCP-ng Consoleからはできないので、XCP-ngにloginし、CLIを駆使して作業する。
 +
 +  - ''xe sr-list name-label=NameOfNAS''
 +    * ここで、SRのUUIDを取得する。取得したUUIDを以下 [SRuuid] と表記する
 +  - ''vgs | awk '{print $1}' | grep [SRuuid]''
 +    * ここで、VG名があることを確認する。取得したVG名を以下 [VGname] と表記する
 +  - ''lvcreate -L4T -n"LV-"$(uuidgen) [VGname] --config global{metadata_read_only=0}''
 +    * ''-L4T'' は容量が4Tということなので、自分の必要な容量を指定すること
 +  - ''xe sr-scan uuid=[SRuuid]''
 +    * XCP-ng側で新たに作成したLVを認識させる
 +
 +これで、XCP-ng ConsoleのSRから新たに作成したVirtual Diskが見えるようになっているはずなので、XCP-ng consoleから確認し、準備で作成したVMにattachする
 +
  
 ===== XCP-ngでlocaldiskの処理をする ===== ===== XCP-ngでlocaldiskの処理をする =====
os/xenserver/tips.txt · 最終更新: 2023/10/25 03:06 by seirios

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