tech:benchmark:ms-01
差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
両方とも前のリビジョン前のリビジョン | |||
tech:benchmark:ms-01 [2024/05/15 03:01] – [試験データ 電源] seirios | tech:benchmark:ms-01 [2024/05/15 04:00] (現在) – seirios | ||
---|---|---|---|
行 379: | 行 379: | ||
==== FreeBSD Build試験 ==== | ==== FreeBSD Build試験 ==== | ||
- | ==== 単体試験 ==== | + | ==== Network試験 ==== |
- | ==== 対向試験 | + | === 単体試験 === |
- | ==== Router試験 ==== | + | === 対向試験 === |
+ | |||
+ | === Router試験 === | ||
+ | |||
+ | ==== 結論 ==== | ||
+ | 本試験の結果の範囲でMS-01を評価する。 | ||
+ | |||
+ | MS-01は、いわゆるMobile端末用に開発されたCPUを搭載した、小型でありながら10Gbps I/ | ||
+ | |||
+ | その上で、本機器の特徴であるNICを4ポート持つ機器として考えると、以下の用途が考えられる。 | ||
+ | * Routerを含むNetwork機器 | ||
+ | * 仮想環境用Server | ||
+ | * PCI slotにHBAやRAIDカードを投入の上、外部Storageを接続したNAS | ||
+ | |||
+ | * CPU性能の問題で、64 Byteパケットを大量に処理しなければならないようなRouterとしては厳しい | ||
+ | * FreeBSDを利用する場合、おそらくnetinet系の実装上の問題で、Routerとしての転送能力は高くない | ||
+ | * PPSが低い | ||
+ | * 平均パケットサイズが256bytes以上の通信ならば、10Gbpsの処理を行えることから平均パケットサイズが384Bytesを超えるならば、25Gbpsの処理は行えると考えられる | ||
+ | * ただし、この辺は、通信試験結果と合わせて再考する必要がある(データ整理が必要。TBD) | ||
+ | * 特にX710のMulti Queueを使える場合と使えない場合で性能に差が出る(割り当てられるCPU coreが偏るから)点に注意 | ||
+ | * 同時に複数のプロセスを並行で動作させるならば、P-core/ | ||
+ | * Single Processで頑張るならば、E-coreはOffにした方が良い | ||
+ | * Hypervisorを動作させる(XCP-ng/ | ||
+ | * あまり性能がいらないサーバーをたくさん建てるなら全コア使う | ||
+ | * 性能が必要な処理をするサーバーを建てるなら、P-coreのみにするか、「性能が必要なVMに対してP-coreを割り当てる」などの対策が必要 | ||
tech/benchmark/ms-01.txt · 最終更新: 2024/05/15 04:00 by seirios