tweet:2009:0710_03
証拠隠滅
UNIXでは、ファイルの日付管理に3種類(最近では4種類のものもある)の日付を利用している。
- ctime
- 状態変更日時。ファイルを作成したり、inodeの位置が変わったりした場合に書き換わる
- atime
- アクセス日時。ファイルを閲覧したりしたときに書き換わる
- mtime
- 変更日時。ファイルの内容を修正した場合などに書き換わる
- btime
- 作成日時。まだ利用できる物は少ないが、ファイルを作成したときに付けられる。BSD系には存在していると思われる。少なくともNetBSDにはある。
で、atime, mtimeはtouchコマンドで変更可能なのだが、ctime(mtimeも)は直接inodeをいじらないと変更できない。
これは、Security上の「完全性」保持のためには重要な機能だが、偶に困ってしまうこともある。
というわけで、fsdbコマンドの出番。
これは、inode自体を書き換えるものなので、使う際に注意が必要だが、inodeを直接修正できるという非常に強力なツールである。
これを使って、日付を大きく変更したのでメモとして。
詳しい使い方はmanを見ましょう。強力すぎて、簡単にファイルシステムを壊してしまう可能性があるので、ここには詳細は書きません。悪しからず
tweet/2009/0710_03.txt · 最終更新: 2009/07/10 03:00 by 127.0.0.1