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MacOS-X 技術メモ
MacOS-XはUNIX由来のシステムではあるが、それなりに違いもある。その部分に関して、メモを残しておく。
DHCPでアドレスを受け取った時に、Hostnameを書き換えないようにする
正確には、hostnameを書き換えないのではなく、hostnameを固定する方法。
sudo scutil --get ComputerName sudo scutil --get HostName sudo scutil --get LocalHostName
を実行して、登録されていないキーワードを登録する。
sudo scutil --set ComputerName newName sudo scutil --set HostName newName sudo scutil --set LocalHostName newName
macOSにおいて、DHCPでアドレスを設定した場合、以下の順にhostnameを決める模様
- DHCPまたはBOOTPサーバーで提供されるホスト名
- DHCPでリースされたIPアドレスを逆引きして返ってきたホスト名
- システム環境設定の共有で設定してあるコンピューター名
- localhost
これを/etc/hostconfig
を設定することにより、強制的にHOSTNAMEを設定するようにしているだけ。
sshの秘密鍵をOS-XのKeychain Accessに登録
OS-Xでman ssh-add
していたら、-KなるOptionを発見した。
そういえば、むかーしむかしに見たような気もする。
<node> -K When adding identities, each passphrase will also be stored in your
keychain. When removing identities with -d, each passphrase will be removed from your keychain.
</note>
つまり、ssh-add -K
しておけば、その後はいちいちパスフレーズを入力しなくてもよくなる。
OS-Xでsshdの待ち受けポートを変更する
MacOS-Xでリモートアクセスを許可すると、sshで接続できるようになる。
しかし、/etc/sshd_configをいじってもsshの待ち受けポートが変わらないので調べてみたら、/System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist
を修正する必要があるということで、以下のように修正
<key>Sockets</key> <dict> <key>Listeners</key> <dict> <key>SockServiceName</key> <string>65535</string> <key>Bonjour</key> <array> <string>ssh</string> <string>sftp-ssh</string> </array> </dict> </dict>
このSockServiceNameの文字列sshを待ち受けたいport番号にかえればOK。なお、この例では65535にしているが、ポート番号は適当にどうぞ。
なお、当然、この変更を行った後で
% sudo launchctl unload /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist % sudo launchctl load /System/Library/LaunchDaemons/ssh.plist
を実行する事。そうしないと、変更が反映されないよ。ま、再起動でもいいけどね。
メールに添付されてるファイルをアイコン表示にする
メールに画像やPDFなどが添付されている場合、メール.app はプレビュー表示する。 しかし、これ、個人的にはかなり鬱陶しくて、むしろ表示しないでくれと思ってしまう わけで…
というわけで、この機能を無効にしてアイコン表示に変更する方法。
ターミナルで以下を実行して、メール.app を再起動するだけ。
defaults write com.apple.mail DisableInlineAttachmentViewing 1
元に戻す場合は以下を実行し、メール.app を再起動。
defaults delete com.apple.mail DisableInlineAttachmentViewing
装飾されたメールをプレーンテキストで表示
HTMLメールとか、いわゆる装飾されたメールをプレーンテキストで表示する方法 * 装飾されたメールを表示中に command+option+P
PgUp/PgDown時にカーソルも移動
ファイルを開いている時に page up/fn+↑ や page down/fn+下 を押すと1ページずつ移動するが、カーソルが 移動してくれないため、何か入力すると元のページに戻ってしまう。こういう時には、option+fn+↑/↓で、移動先の ページの中央にカーソルが移動する。
検索時に改行やTabを
検索時に改行を含んで探したいことがある。こういうときは、検索窓で option+改行 とか option+TAB とか すると吉。探してくれる。
Mail.appを高速化する
Mail.appはバックエンドDBにSQLiteを使っている。SQLiteは時々バキュームしてあげないと、DBの肥大化により動作が遅くなることがある。
以下を実行することで、若干なりとも高速化される。
- Mail.appを終了する
- Terminal.appを起動する
- 以下を実行
cd ~/Library/Mail
sqlite3 Envelope¥ Index
sqlite>
プロンプトが表示されるvacuum subjects;
を入力するsqlite>
プロンプトが表示される^D
で終了
以上
Terminalに関するTips
- Terminal.appは、標準ではWindows FocusはわざわざWindowを選択する必要がある。これを、マウスカーソルのある位置のWindowにフォーカスをあてるようにする方法。
defaults write com.apple.terminal FocusFollowsMouse -string YES
- 自明だと思うが、YES を NO にすれば元に戻る
- なお、ここで配布されているsecrets(Preference Panel/システム環境設定)でも設定できる。
- ターミナルでの処理終了後Dockアイコンを跳ねさせ未読バッジをアイコンに表示、警告音も鳴らす方法
- コマンドの後ろに「&& tput bel」を付け加える
いくつかの記号を素早く入力
option + \ で、バックスラッシュ
option + 2 で、™
option + G で、©
option + J で、∆
option + R で、®
option + ` で、“
option + shift + ` で ”
option + [ で、‘
option + shift + [ で、’
option + shiftキー + K で、林檎マーク
などなど。
FinderのFontを変更する
個人的に、Proportional fontが嫌いなので、Systemの標準フォントを変更したくなった。
Finderの利用フォントは、Command lineから defaultsコマンドで設定する。(この種のパラメータを設定するためのFreewareは色々あるみたいだが、どうせCommand lineで設定できるので、たかだかfont設定のためだけにToolをinstallするのもどうかと思ったので…。まぁ、Toolを探すのも面倒というのもある)
System 全体を変更
defaults write com.apple.finder NSSystemFont --string "MigMix 2M" ; killall Finder
これで、Systemのフォントが MigMix 2M に変わる。
タイトルバーのみフォントを変更
タイトルバーのフォントだけを変更するなら、NSTitleBarFont を変更すれば良い。
defaults write com.apple.finder NSTitleBarFont --string "MigMix 2M";killall Finder
タイトルバーのフォントサイズを変更
タイトルバーのフォントサイズを変更するならこう。
defaults write com.apple.finder NSTitleBarFontSize 18;killall Finder
System標準に戻す
defaults delete com.apple.finder NSSystemFont;killall Finder'' defaults delete com.apple.finder NSTitleBarFont;killall Finder defaults delete com.apple.finder NSTitleBarFontSize;killall Finder
Ve4ntura
macOS Venturaでは、NSSystemFontの設定ができなくなっている模様。そうではないとしても–stringの引数の設定方法が変わった模様。 現時点ではどうすれば良いか不明