FreeBSDでOBSを使う
OS-XやWindowsでStreaming配信を行う際にしばしば利用される配信ソフトウェアにOBS-studioがある。 このソフトウェアはFree and Open Sourceとして公開されているが、これが大変によくできたSoftwareで、こんなのFreeでいいの?と思うような出来である。
このOBS、長らくWindows/MacOS-Xでしか動かないのだろうと思っていたら、よく見るとLinuxの文字列があった。もしかしてと思ってportsを調べてみたら…「すごいや、OBSはFreeBSDにもあったんだ」と。
ということで、FreeBSDでOBSを動かしてみようと。
FreeBSDをInstall
これは、いつも通り。普通に入れれば良い。
OBSをInstall
pkg install obs-studio
しかし、当然、これではOBSの配信画面は出せないので、XOrgも入れる。
pkg install xorg
これで、とりあえずOBS環境はできるわけだ。
USB Cam関係のInstall
ここまでの作業で、画面Captureを流すことはできるようになる。 しかし。できれば外部からのWebCam画像/音声を流したい。というわけで、さらに作業する。
Kernel sourceをInsatllする。今回の環境はFreeBSD 10.3 なので、
svnlite checkout http://svn0.eu.freebsd.org/base/releng/10.0/ /usr/src
次に、portsから multimedia/cuse4bsd-kmod
をInsatllする。
これは、kernelのVersionにも依るだろうから、自前でCompileして導入するべき
で、multimedia/webcamd
をInsatllする。これはpkgで良い
pkg install webcamd
OBS-Studioの起動
まず、OBS-StudioはDBUSを要求するので、
/etc/rc.confにdbus_enable=“YES”
を追記し、service dbus start
する
次に、WebCamのDevice Driverを動作させる
kldload /boot/modules/cuse4bsd.ko
そして、webcamdを動作させる。この時、webcamdの引数にUSB Camのデバイス名を記載しなければならない。これは、
pciconf -lv
や usbconfig list
を実行して、取得する。
今回は ugen1.2
にWebCamが生えているので、それを指定する。
webcamd -d ugen1.2
こうすると、/dev/video0が出来上がる。
恒久的に対応するなら
echo 'cuse4bsd_load="YES"' >> /etc/rc.conf.local echo 'webcamd_enable="YES"' >> /etc/rc.conf.local service devd restart pw groupmod webcamd -m <username>
を実行するれば良い
これで動作確認するわけだが、動作確認には multimedia/pwcview が利用できる。というわけで
pkg install pwcview
を実行し、実行する。
結論
現時点では、KODAK PIXPRO SP360-4K は認識しなかった orz…