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tweet:2018:0806_01

IPv6のこと

1996年くらいからWIDE Projectの活動を通じてIPv6と比較的仲良くしてきた。 IPv4アドレスの枯渇が見えてきた頃から活動しているIPv4枯渇TF内でHandsOn含めた普及活動に協力し、その活動を引き継いだJPNICでもやはり普及啓発活動に協力させていただいている。

今日、某FaceBookの某人のタイムラインでこのHandsOnの件が少し話題になったのだが、そこでふと思ったことをつらつらと綴ってみようと。

そのFBのチャットに参加している人を見ていると、多くの人が、ISPの運用やサービサーの運用、設計や構築などを手掛ける、少なくともIPv4に関しては十分に知識のある人たちといえる。にも関わらず、そのレベルにいる人たちであっても、「IPv6触ったことない」、「IPv6よくわからない」と言った声は聞こえてくる。

もちろん、これらの人たちは、HandsOnの想定対象よりもはるかに技術力がある人たちだし、彼らに必要なのはHandsOnではなく「もくもく会」だろうとは思うのだ。彼らに環境を与えれば、少なくとも「正常系におけるIPv6対応」くらいは即行えるはずのレベルにはある人達なのだから。

問題は、このレベルの人達ですら「v6と仲良くなることができる環境がない」ということだろう。

年寄の繰り言かもしれないが、昔(と言っても1995年ごろ)は、ISPですら、なんだかんだ言ってサービス上のトラブルを抱えながら、泣きながらでもサービスを提供することはできたし、それによって経験や知見を蓄積し、共有することで今の日本のInternetを作り上げてきた。しかし、今「今度はIPv6に対応しよう」と思った時に、あの時よりも格段に情報が増えているにも関わらず、実体としては

  • IPv6環境を簡単に入手できない
    • /64ではなく/48くらいの空間
    • 多少の利用者を抱えながらサービスを供給する「実験を行えるだけの上流」を提供するISP
  • 実際にIPv6を運用することで得られる知見を共有する場
    • 環境がないのに共有できるはずがない
    • 大規模ISPインフラ環境の知識は貴重だが、実は小規模運用に適用できるとは限らない

という大きな課題があるように思う。

正直言ってこの問題に対する回答を自分は持っていないのだが、それはそれとして何か考えなければらないのだろうなぁ、という思いだけ新たにしたので、とりあえずメモとして残しておくことにする。

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tweet/2018/0806_01.txt · 最終更新: 2018/08/06 16:50 by seirios