Bird/ BGP
APNICが公開している情報(BGP in 2022 - the rouuting table) による、2023年1月時点での情報
- IPv4
- Number of Prefixes : 940K
- Number of Root Prefixes : 445K
- Number of More Specs : 495K
- IPv6
- Number of Prefixes : 172.4K
- Number of Root Prefixes : 69.4K
- Number of More Specs : 103K
この情報と、同ページに記載されている成長率から見ると、大雑把にFull Route 1本毎に
- IPv4で100万〜150万経路
- IPv6で18万〜20万経路
があると考えて BGP Routerを作成するべきと考えられる。
BirdにおけるRouting TableはIPv4の場合、100K IPv4 Routeに対して約13Mとなる。したがって、1M Routeならば大雑把に130MほどMemoryが必要になる計算になる(ただし、BGPにおける全ての経路のNexthopが同一である場合)。以上から、Full Routeを1本持つBGP Routerに必要なMemory量は、RIB+FIBで(130*1.5*2)=400M Bytes以上となる。 BGP Peerをいくつ持つか、相手先のASは同一か別かによって変わるが、通常Peer相手が増加してもBGP的枝刈後の経路数はそれほど増えないことを考慮に入れると、Peerをn本持つとするならば、(130*1.5*(n+1))=200(n+1)MBとなる
IPv6の場合、Prefixが4倍になることを考えると(おそらく、実際には上位64bit分だけあればいいのだが、ここでは128bit全部あるものと考える)100K Routeに対し52M(つまり、20万経路ならば104M)あれば良いと考えられる。したがって、同様に、peer数をnとすると、110(n+1)MBあれば良いと考えられる。
以上の元となった数値はBGP Table sizeより引用した。
以上をBirdでBGP Router及びRoute Reflectorを構築する場合の算定根拠にする。